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2006年2月 2日 (木)

ステラの突進

 ひぇ~、そんなパワーがあるんなら、切り倒した重いバナナの木とか運んでよ~!

 みんなで学校の回りの掃除をしている時に、一人だけ受付けのソファにでーんと座って休んでいたステラというダウン症の女の子に「おいで。一緒にやるよ。」と声をかけたら、引っかかれ、パンチされ、蹴られ、もうちょっとで噛み付かれそうにもなった。前の職場でもこういうことはたまにあったので、びっくりはしないけれど、やっぱりへこむ。同僚が2人がかりで興奮した彼女を私から引き離した。私のTシャツ、のびのび。

 彼女は学校に来ても、何にもしたがらないという、ちょっと困ったお方。彼女のことをはっきりと厄介だ、学校に来なければいいのにと言ってしまう、かなり困った同僚たちと私は今、一緒に仕事をしている。困った、困った。

 彼女は同僚から「先生に対して、何てことするの!」と怒られていた。しばらくして、私の肌色の腕に青あざができていることが分かった時も、また怒られていた。その同僚によると、過去のボランティア2人とも同じ目に遭ったらしい。慣れない外国人にあーだ、こーだ言われるのが、嫌なのも分かる。障害児教育の環境がまだまだ整っていないフィジーでは、苦労も多いだろうなぁと思うし、表に出た行動だけが悪いなんて思わない。それに、帰る間際にちゃんと謝ってくれた彼女を、私はかわいいと思う。けれど、家に帰って、引っかき傷を消毒した時はひどくしみて、「ステラ…痛いよ!」と一人でつぶやいてしまった。

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