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2006年6月21日 (水)

ギフト

 フィジーには人の病気や怪我を治すことができる特別な能力を代々受継ぐ家系があるらしい。ここまで聞いただけで、私はいかにもうさん臭いなぁと思ってしまった。関節、お腹、目、耳、という具合に、その能力を発揮できる体の部位はそれぞれの家系で違っているらしい。

 今日、ライティアという男の子が耳が痛んだらしく、「僕、元気がないんです。優しくしてちょうだい。」というオーラを全身からかもし出して、うな垂れていた。校長がロサリアという女の子を呼んで、その子がおもむろにライティアの耳に指を突っ込んで何かやっている。ん?? 神妙な雰囲気だったので、黙って見守る。その後、校長がフィジー人に伝わる不思議な力の話を聞かせてくれた。彼女はその力のことを“gift”と言っていた。校長のお母さんが交通事故で足を骨折した時も、病院じゃなくて関節の不具合を治す“gift”を受継ぐ家に行ったらしい。彼女はそのままその家に3ヶ月程滞在して、完治して帰って来たらしい。だけど、それだけの時間があれば特別な力がなくても普通に治っちゃうんじゃないの? いきなり見ず知らずの人がやって来て、3ヶ月も面倒看るなんて大変だなぁ、なんて思ってしまう。しかも、そこの家長は彼女の代わりにトイレに行くという離れ業までできて、彼女はトイレに行かずに過ごしていた、なーんてことまで真顔で力説されてしまった。「それ、日本のおっちゃんはそういう冗談言ってるよ。信じられないなぁ。」と言ってみたら、「信じられなくて当然。だけど、これがフィジーに伝わる“gift”なのよ。」と自信満々。左様でございますか。平和な人たちだなぁ。ちなみにライティアは昼ごはんを食べた後、うな垂れたまま帰って行ったのでした。“gift”継承、もう一歩か?

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