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2006年7月 6日 (木)

大臣がやって来た

 午前中、保護者会。いつものように、半分も集まらない。フィジーでずっと感じていることの1つは、親がなかなか学校に協力しない、相互の連携が全く足りない、ということ。例えば、27歳になってもユニフォームを着て学校に通う生徒がいる。本人や親が何を望んでそうし続けているのか、校長に聞いても、さぁ?と首をかしげるだけ。いつまで学校に通うのか聞いても、さぁ?と。こんなんじゃ、正直言ってどんな手助けをしたらいいのか、分からない。保護者会の前に、何かのヒントになるかと思って日本のPTAの話をして、親と学校がお互いに協力しないと育つものも育たんよ、と同僚に言ったら予想以上に前向きな反応を示してくれた。そして、今日の会でそのクラス、9人中集まった4人のお母さんたちにその話を伝えてくれて、あるお母さんが自分たちも親の会として何かやろう、と言い出した。今すぐ手紙を出して、まずは3週間後に全員で会議をする、と。すごい、この早い展開! この熱意が続きますように。また1つ、何かが動き出した手応えを感じて、嬉しくなった。

1_12  午後、女性・社会福祉省の大臣がやって来た。1994年の創立以来、初めてのことらしい。昨日の打合せでは、授業をさっと見学するだけなので特別なことは何もしない、ということになっていたのに、校長は今朝になって心変わりしたらしく、1時間以上遅刻してマットとタパ(木の皮を叩いて延ばした伝統工芸品、写真ではマットの上に敷いてある黒と茶色を使って絵が描かれたもの)、それにサルサルと呼ばれる、チーフゲストの歓迎に欠かせない首飾りを抱えてやって来て、フィジー流のちゃんとしたお迎えをすると宣言した。昨日と全く反対の決断をして、1人息巻く彼女を前に、同僚一同きょとんとしたままだった。

 大臣はインド人だけど、フィジー語も流暢に話した。そして、非常にお上品。みんなで列になって握手をする時に、聞かれてもいないのに、厚かましく「日本から来たボランティアです。」と言ってみた。大臣はこれまた上品に「あなたの貴重な時間を私たちのために費やしてくれて、ありがとう。」と言ってくれたのだった。そして、帰り際にももう1度「Thank you, madam.」と。心優しいお方だなぁ。今日はそんなこんなで、大忙しの1日だった。

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