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2006年9月10日 (日)

怒涛の長い1日

 ブログに時間を費やしすぎるのはよくない、と最近思うのだけれど、今日のことだけはどれだけ時間がかかってもお伝えしたいのです! 長くなると思います。

2_34  ゆっくり寝させてもらって、朝ごはんの後に折り紙でちょっとしたものを作ってタタとイリにプレゼントしたら、こちらが恐縮するくらい喜んでくれた。今日も親戚の人が集まって、豪華な昼ごはんを準備してくれた。今朝、近所の人がまたタコを差し入れしてくれたらしく、ココナッツで煮たそれをイリが「ほら、大好物でしょ。」と何度も勧めてきた。それから「ここはもうあなたの家でもあるんだから、いつでも来なさいよ。ただし、次は1泊じゃだめだからね。」と言ってくれて、その隣でタタが静かに頷いていて、いい夫婦だなぁと思った。そして、次から次に人が遊びに来るこの家もとても気に入った。

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 昼ごはんの後にタタがココナッツを取って来てくれた。ココナッツのまだ軟らかい実と一緒にジュースを飲みながら、3時半のバスが来るまでおしゃべり。昨日からみんなにフィジー語で話し掛けられていて、自分でも正直驚いたのだけれど、日常会話はだいたいまかなえたのだった。まずはフィジー語を使ってみて、英語で補う、ということを自然にしていた自分にもびっくり。だけど、外国人がフィジー語を話すとものすごく、受けがいい。やっぱり同じ言葉を話す、という行為は互いの距離を縮める大切な要素なのかもしれないなぁ、と思った。

 そして、バスの時間。次はキオア島で魚釣りをして、泳ぐことを約束して、みんなと別れた。のらりくらりとバスが30分走った後、運転手が突然バスを停めて民家に入り込んだまま、10分も戻って来ない。ちょうど日の当たる席で待たされてげんなりしながら、隣のおっちゃんに事情を尋ねたら、ギアの調子が悪いからバス会社に連絡しているんだ、と。1_59 とりあえず、また走り出したけれど、長旅になりそうな予感は的中して、また30分後に何もないところでとうとうバスが動かなくなった。ギアが入らないらしい。途上国でありがちなことに、とうとう出くわしてしまった。バス会社が取った対応は、ナボヌというこの村にサブサブからエンジニアを送ってここで修理して、また走らせるというもの。ここはサブサブから2時間もかかるのに、めちゃくちゃだなぁ…と途方に暮れてしまった。だけど、こういうときに現地人は焦ったり、いらいらしたりせずに待つしかないね、といった感じに大きく構えている。

 日が暮れて本も読めなくなってしまい、ぼんやりしていたら5人のフィジー系の子どもたちが押し合いへし合いしながらやって来て、フィジー語で「うちに来て、ごはんを食べなさいってお母さんが言ってるよ。」と言う。1度断ったけれど、子どもたちは私が分かっていないと思ったのか、何度も同じことを繰り返してその場を離れない。来たこともないこの村で誰が招いてくれているんだろう、といぶかしく思いつつ、これだけ子どもがいれば大丈夫だろうと思ってバスを降りたら、外でおしゃべりして待っていたおばちゃんたちまで「バスが出る時は呼びに行くから、ゆっくりしておいで。」と言ってくる。どういうことか分からないまま、暗闇を子どもたちと歩いてたどり着いたのは小学校の敷地にある職員宿舎。ミリとバニという女性たちが笑顔で迎えてくれた。お礼を言ってから、何で招いてくれたのか、と素朴な質問をすると2人とも同乗者で、ミリはたまたまバスが壊れたこの村に住んでいて、その友達バニに私は車内で「暑いねぇ。いつになったらサブサブに着くんだろうね。」と話しかけていたのだった。それで家でごはんを食べながら、2人でバスに残っているはずのフィジー語を話す外国人の話になって、子どもたちを呼びに行かせたらしい。見ず知らずの外国人にこんなに親切にできるものなんだ、とすっかり感動して、そのまま「感動してます!」と伝えた。この村で小学校の先生をしているミリは、「バスが壊れなければ、出会わなかったんだから、いいハプニングだったね。」と言ってくれた。私はフィジーでいい人ばっかりにめぐり合わせてもらっていると、つくづく感謝したのだった。

 ごはんを食べさせてもらって、しばらくおしゃべりして、今度は泊まりにおいでと言ってくれるミリにお礼を言って、バスに戻ったら、サブサブからやって来たエンジニアはまだ仕事中。だけど、もういつまででも待てるような爽快な気分だった。今までに見たことがないくらいの満天の星空を眺めながら、外に座って待っていたら、1台の車が通りかかった。運転席からこちらに手を振ってきたのは、何といつもお世話になっているエレノアのおじさんだった。こんなに運が良くていいんだろうか、と思いながら、ほくほく顔で車に乗り込んだ。ところが、やっと帰れると安堵したのも束の間、ナコンボというエレノアの実家に寄って行くことを車内で告げられたのだった。そこでヤンゴナを飲み始めた時には今日中に帰れるんだろうか、とも思ったけれど、修理を終えてようやく走り出したらしいバスを追い越して、11時前にやっと家に到着。いやー、今日のことは一生忘れないだろうなぁ。

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コメント

素敵。サブサブに、いやフィジーにNちゃんがいてくれて良かった。私はスバで今日もファッキューって何回か叫んだからね。Cちゃんお尻触られてたし。ブログみて、同じ国なの?って思うけど、ローカルにとっては、同じ日本人なの?ってとこかなあ。知らん、無礼なヤツは何人でも許さん。

な→スバはねぇ…お察しいたします。来週から飛行機のチケット、片道24ドル値上げで(144.50ドルに!)また遠くなってしまった感じだけれど、サブサブ癒しの旅に早くいらっしゃいませ。

投稿: aoumigame | 2006年9月14日 (木) 22時37分

Nちゃん、長い長い、でも本当によい一日だったね。読んでてこっちもなんだか嬉しくなった。そしてそんな多くの素敵な出会いは、Nちゃんだったからだとも思うよ。

な→本当によい1日だったよ。しかし、ぐり会員、ライライ会長という立場を忘れて、タコを食べまくるという失態をしてしまったよ。許されるでしょうか?

投稿: ぐり | 2006年9月15日 (金) 01時46分

すごいねぇ。心温まる一日。
みんなも書いてるけど、なほ自身がそういうあったかい人々を引き寄せてるんだろうね。

それにしてもタコ食べたい!ミクロネシアに送ってくれ~!

な→いやいや、ほめ過ぎ。イカは見かけないけれど、タコは本当においしいよー! 長崎のタコもお楽しみに。

投稿: Kenji | 2006年9月18日 (月) 00時17分

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