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2006年11月 8日 (水)

Uちゃん、特別機で帰る

6_5 昨日から始まった学期末の試験(英語、算数、一般教養、フィジー語)が午前中で終了。設問が英語で書かれていて、うちのクラスの半分くらいの子はまずそれが理解できないために、同僚アレビナと一緒にそれぞれの子を回って設問の説明をしなければならなかった。アレビナの様子を見ていると、ついでに答えも教えてしまっており、どうしたものかと思ってしまった。

 午後のフライトでUちゃんが首都スバに帰ってしまうので、午後から休みをもらってバスに乗って海に行った。だけど、ちょうど干潮で、しかもお隣のトンガ王国で起こった地震の後にそこから流れ着いた軽石が大量にプカプカ浮いていて、Uちゃんにきれいなサブサブの海を見てもらうことができずに残念。フライトの1時間前から道路に立ってバスやタクシーを待ったけれど来ず、ヒッチハイクも全敗で(通り過ぎたのはわずかに4,5台)、携帯電話も圏外でタクシーを呼ぶことも空港に連絡をすることもできず、時間だけが過ぎていった。自分たちの置かれた状況をすっかり忘れて、一時はけん玉を真剣にやっていたけれど、さすがにちょっとまずいかも、とてくてく歩き出し、フライトの5分前くらいでようやく携帯が通じて、航空会社にフライト変更の連絡がついた。

 そこで歩くのをやめて、バスを待っていたら1台のトラックがやって来た。1度は諦めたはずなのに、ここでは飛行機は遅れて当たり前なので、もしかしたら…という期待を込めて手を上げてみたら、これが停まってくれたんですねー。すっかり興奮して荷台に乗り込もうとしたら助手席にいたら親切なお兄さんが自ら荷台に移って、私たちを助手席に座らせてくれた。彼らはリゾートで働いていて、ちょうど空港に荷物を取りに行くところだった。定刻を15分過ぎて4時を回っていたけれど、彼らによるとスバからの飛行機到着時間は4時だと空港から連絡を受けたらしい。車はぐんぐんスピードを上げて、ついに私たちの視界に空港の小さな建物と飛行機が入った時には大喜びで、ドライバーと3人で「Wawa vakalailai !!(ちょっと待ったー!!)」「Wawa mada !!(待ってちょうだーい!!)」と叫びまくったのでした。

 しかし、何だか様子がおかしい。飛行機の側に顔見知りのインド系の人たちが群がって泣いている。すぐに、それが数日前にニュージーランドの病院で亡くなった近所のおばあちゃんの遺体を運んできた特別機であることが分かった。Air Fijiの受付の人はそっけなく、「今日のフライトは全部終わっちゃったよ。」と言ったものの、スバに引き返すその特別機にUちゃんが乗れるように手続きをしてくれた。Uちゃんが「フィジーだと、どうにかなるはずなんだけどな。」と言い続けたように、本当にどうにかなってしまった。しかも、今回のはすごい。おばあちゃんを迎えた人たちに同情しつつも、「怖いよー。」と言いつつ、遺体が運び出された機内に乗り込んだUちゃんに大きく手を振りたいような、どぎまぎしたままの見送りになってしまった。Uちゃん、またゆっくり遊びにおいでね。

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