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2007年3月

2007年3月31日 (土)

カナカナ村はお預け

 月曜日が祝日で、今日から3連休。せっかくなので、バスで3時間半かかるカナカナ村に住んでいるイリ一家を久し振りに訪ねようかと思い立って、昨日電話をかけた。突然の電話に大喜びしてくれている様子のイリは「大歓迎なんだけれど、雨ばっかりでもう1週間以上バスが来てないのよ。明日の便も分からないけれど、とりあえずタウンに行ってこっちに来る車がないか、探して見なさい。」と。ここのところ、悪天候続きであちこちで土砂崩れがあったり、タウンから20分も走れば未舗装になる道路はとてもバスが走れる状態ではないらしい。トイレや炊事の度に雨に濡れること(村の家では流し台、トイレ、シャワーが外にあることが多い)、どこに行くにもどろどろになる足元、家中に張り巡らされた紐にいくつもかけてある乾かない洗濯物などを思い浮かべるだけで、私なんかはげんなりしてしまうけれど、イリは“まぁ、こういうこともあるよね”といった感じだった。尊敬します。

 午前中、バスターミナルに行ってみると、あっさりカナカナ村を通るバスを発見。だけど、運転手によると今日もそこまでは行けないだろう、と。現地の人のように、どうにか交通手段を見つけてしまえるとは思えず、イリに延期を伝える電話をかけた。タタ(旦那さん)が「晴れたら、おいで。いつでもここで待ってるからね。」と言ってくれた。フィジー語の響きは本当に優しかった。フィジーでの残り3ヶ月、できる時にできることをしておかなければ。

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2007年3月28日 (水)

やっぱり解らない

 水曜日の断食、まだ続いています。校長は昼休みに必ずフロントのソファで昼寝するし、みんな午後からまともに働かないし、これはひどい…と常々思っていたけれど、今日はついに15時の断食終了のお祈りの直後に食事会をすることになった。仕事そっちのけで昼からチキンカレーを作るタイピスト、時計ばっかり見て食事を待ちわびる同僚たち。何ですか、これは? これでも目的(学校移転)が達成された暁には、“私たちの願いが神様に通じたんだ、何てすばらしい!”ってことになるんだろうなぁ。

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2007年3月27日 (火)

ウクレレの薦め

 約3週間前に45フィジードル(3150円)のウクレレを30フィジードル(2100円)に値切って買ったはいいけれど、チューニングできずにいたら、ウクレレの師匠・同期Sちゃんにペグのねじが緩んでいるからうまくいかないんだ、と指摘されて、先週末にねじを締めてハーモニカで確認しながら、ようやくチューニング完了。ちゃんとした音が出るようになったら楽しくてしょうがなくて、弦を押さえる指の腹が痛くなってもずっと弾いていた。少ないコードで弾ける曲にその気にさせられているのか、ウクレレのゆる~い音が何とも心地良くて、ついついやめられなくなる。

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2007年3月25日 (日)

ケイコです

 実に久し振りにワイサレの家に行った。お姉ちゃん2人は私の学校の隣にある小学校に通っているので毎日顔を合わせるし、エレノアとも学校からの帰り道にある彼女の職場に時々寄っておしゃべりをしたりしてたけれど、ワイサレに会うのは久し振りだし、フィジーの家庭料理にありつくのも然り。今日の昼ごはんは茹でた魚とベレ、という葉っぱにココナッツ・ミルクをかけて、さらにオレンジを搾って、そしてチリを入れて食べるもの。うまいんだなぁ、これが。

2  さて、昼寝中だったワイサレはみんなが昼ごはんを食べ終えてからようやく目を覚ました。また背が伸びたようでもあるし、言葉もどんどん覚えている。そして、無邪気に私のことを「ケイコ!」と連呼した。ケイコ、とはワイサレ宅を2度訪れたことのある同期Uちゃんのこと。「ナホ」という音は難しいらしく、練習させようとすると、「は? は?」と言うのみ。一部のローカルが私を呼ぶように、「ナコ」を練習させようとすると、笑ってごまかすばかり。こんなことならUちゃんを連れて行かなきゃよかった。帰国までに1度でも本名を呼んでもらいたいものです。

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2007年3月23日 (金)

サイクロン警報

1 みんなの力作、画用紙と新聞紙で作った魚です。情操教育がほとんどないために、ハサミを使ったり、紙を半分に折ることすらままならない子どもたちが楽しめて、かつ現地で簡単に手に入る材料でできる工作などを毎週準備するのは、一苦労。慢性的ネタ切れ状態だけど、昨年10月にボランティア仲間とまとめた図工のアイディア集にかなり助けられている。今日のも本にあった作品を少しアレンジしたもの。自画自賛ですが、この本は良くできているのです。現地の先生たちに長く活用してもらいたいものです。

 サイクロン(台風のようなもの)警報のために、生徒たちは昼ごはんの後に下校した。午後に降り始めた雨は夜になっても続いているけれど、風はほとんどなし。昼間、ついにサイクロンを体験できるのか、と少しわくわくしたけれど、どうやらただの大雨で終わりそうです。

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2007年3月19日 (月)

必須の水シャワー

 昨日、一足先に帰国する同期のSちゃんとMちゃんが私たちを高級リゾートホテル・シェラトンに招待してくれた。そして、日本料理店でお腹一杯に食べさせてくれた。現役の教員であるこの2人はさすがに太っ腹です。昨夜は満腹すぎて、シャワーを浴びるのが精一杯だったので、今朝、早起きをしてバスタブにお湯を張り、実に1年9ヶ月振りに日本的なお風呂に浸かった。どんな形容をしていいのか分からないくらい、気持ちよかった。しかし、やっぱり最後は水シャワーを求める体になっていることを発見。水シャワーですっきりした後に、そのことをGちゃんに話したら、同じく水シャワー暮らしの彼女は「私もなんだよねぇ。」と一言。慣れ、ってすごい。

 朝の空港でSちゃんとMちゃんを見送った。偶然同じようなことを志し、偶然同じ国でボランティアをすることになって、日本での事前訓練を含めておよそ2年付き合った仲間が一仕事を終えて、無事に帰国するのは感慨深くもあり、そして、やっぱり寂しいものだった。11_1その午後、ナンディからサブサブへの飛行機は、いくつもの厚い雨雲の中をひどく揺れながら飛んだ。ちっぽけなセスナ機がいとも簡単に墜落してしまいそうで、怖くてたまらなかった。ビチレブ島上空を抜けたらようやく雲はなくなり、海と空の境が分からないきれいな眺めだった。

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2007年3月17日 (土)

メケの楽しさを知る

 今日は同期2人を含む、もうすぐ帰国するボランティアたちの送別会。そして、後に残る同期6人がその幹事だった。本島から離れたところにポツンと住んでいる私は、ボランティア仲間だけじゃなく、うちの団体や大使館関係者とも顔を合わせる機会が少ないから、こういうところで顔を売りなさい、と同期たちのありがたい心遣いだか、嫌がらせだかで、司会を仰せつかった。歓談の時間になるたびに台所に駆け込んで、ビールをぐびぐび飲んでは緊張を紛らわしていた。

8_1  さて、これは余興でメケ(フィジーの伝統ダンス)をやった後。みんな、いい顔をしてますね~。フィジー流にココナッツ・オイルを塗りまくった体に日本大使をはじめ、いろいろな人がお金を貼ってくれ(いやらしい感じではありませんよ)、アンコールがかかっても1アイテムしかないので何食わぬ顔で同じメケを繰り返し、ベビーパウダーの代わりに小麦粉をかけられ、一番楽しんでいたのは、間違いなく自分たちだった。

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2007年3月16日 (金)

久々の船旅

7_4 昨日、学校から帰ってバタバタとシャワーを浴び、荷作りをして、20時発のボートに乗り込み、およそ11時間かけて、今朝、首都スバに到着。そんなに混雑していなかったので3席を使って横にはなれたものの、足は伸ばせず、よく眠れないまま朝焼けを迎えた。

 上京したのは、同期の中で4月から日本で教師として仕事を再開するために3日後には帰国するSちゃん、Mちゃんの最終報告会に出るため。汗と涙と笑いがぎっしり詰まったそれぞれの1年9ヶ月という時間を経て、彼女たちの表情には達成感や自信のようなものがみなぎっていて、こっちが誇らしくなってしまうほどにいい顔だった。

 夕方にまた集合して、明日の送別会で披露するメケ(フィジーの伝統ダンス)の練習で汗を流し、その後、高級カレー店に晩ごはんを食べに行った。富裕層と思われる現地人たちがちょっとぎこちなくナイフとフォークでカレーを食べている中、日本人女性8人が何の迷いもなく手づかみでカレーをほお張っていた。私たち、いいなぁ、と思った。

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2007年3月13日 (火)

祈りの花飾り

4_29 学校帰りに立ち寄ったインド系の知人宅で、おばあちゃんが今夜のお祈りのために花飾りを作っていた。庭から摘んできた濃いピンクと真っ白な花を1つずつ糸に通す、という手間のかかる仕事を柔らかい表情でゆっくりやっていた。フィジーで大多数を占める、キリスト教やヒンズー教を信仰する人たちにとっては、神様に祈る、という行為は生活の一部なのです。振る舞われた甘い紅茶と野菜のカレーを食べながら、なんちゃって仏教徒は彼らの日常をどこか不思議な気持ちで眺めていた。

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2007年3月11日 (日)

天然酵母のパンを焼く

3_45 お世話になっていたUちゃんちのハウスガール(防犯や家周辺の管理のために隣に住んでいる)とその赤ちゃん、ジュニア(生後1ヶ月)に見送られて、サブサブに帰って来た。そして、海の見える我が家でのんびりの週末。昨日は少し前に作った自家製天然酵母(レーズン使用)でホールミールのパンを焼いた。1回目は思うように膨らまなかったけれど、2回目の今回はうまい具合に焼き上がった。ホールミール、酵母、そして塩だけで、何も難しいことはなくて、いい匂いのするパンができるのですよ。

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2007年3月 8日 (木)

首相に急接近

 昨日はついに、というか、やむを得ずプレゼンをした。プレゼンと呼べるような格好のいいものには全く及びもしなかったけれど、それでもみんなの前に立って、たくさんの視線を感じながら英語で話すだけで、大いに緊張して、すっかり汗だく。こういう時にフィジー系のおばちゃんたちの存在は非常にありがたいもので、プレゼンが終わると何人もの人が「Vinaka, Naho !(お疲れさん)」と言ってくれた。この状況で、この温かさに救われた気がして、ちょっと泣いてしまいそうだった。

2_59 さて、今日は“世界女性の日”のイベントに参加した。主賓は暫定首相バイニマラマ!! そう、昨年末のクーデターを率いた張本人。昨夜、バイニマラマのにわかファンである同期Uちゃんにすっかり煽られた私は、彼が登壇するや否や遠くから写真を撮りまくり。途中、私はバイニマラマの何なのさ?と自問したりしながら。ティータイムの後、彼は会場に設置された各ブースを回り始め、ついにうちの団体のところにもやって来た。Uちゃんの度肝を抜くために、立ち去りかけた彼に思い切って「Kerekere !(お願いします)」と言ったら、快く一緒に写真を撮ってくれた。その日の夕方、その写真を見たUちゃんは期待通りに驚いてくれたけれど、それよりもバイニマラマの奥さんを見て、「陣内(孝則)じゃないの?」と目を凝らしており、失笑してしまった。

 何はともあれ、アメリカ英語にどぎまぎし、彼らのプレゼン能力に圧倒され、自分の不甲斐なさにへこみつつも、フィジー系のおばちゃんたちにかわいがってもらい、後半にはいろいろな発見や自分の変化を楽しめるようにもなり、人生には苦労や痛い目に遭うことがある程度は必要なんだなぁ、なんて言い尽くされたようなことを切実に感じて、4日間のワークショップは終わったのでした。

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2007年3月 6日 (火)

参加してみたものの

1_99  ジェンダーについてのワークショップ、2日目。特別にジェンダーに関心や問題意識があるわけでもないのに、作業学習女子クラスを担当しているから、というだけで勧められるままに、何かしら発見があるだろう、という、いかにもいい加減な動機で参加してしまった。箱を開けてみると、司会者もグループワークで積極的に発言するのも、それをまとめてプレゼンするのもPeace Corpsのボランティアばかりで、この雰囲気にもアメリカ英語にもげんなり…。昼食、午前と午後それぞれのティータイムはあるものの、8時から17時までみっちりの日程は体力的にもしんどく、午後になると集中力もなくなって、おもしろいくらいに英語が耳にも頭にも引っかからないのですよ。

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2007年3月 4日 (日)

タクシー運転手に怒る

 明日から4日間にわたって行われるジェンダーについてのワークショップ(女性・社会福祉省、アメリカのボランティア団体Peace Corps、うちの団体の共催)に出るために、9時半の飛行機に乗って、首都スバに移動。フィジー国内を飛び回っている、この定員16人の小さなセスナ機、頼りなくて何回乗っても本気で怖い。

 タベウニ島を経由して、1時間半ほどでナウソリ空港に到着。ここの空港タクシーでは、ほぼ毎回嫌な思いをさせられるので、飛行機を降りるなり、身構えてしまう。今日乗り込んだタクシーの運転手は、私の目的地、ナウソリのタウン(3ドル、210円)ではなく、スバ(20ドル、1400円)までどうだ?とかなりしつこい。「いくらなら出せる?」「日曜日はスバ行きのバスはないぞ。」「スバまで行くと思ったから、タクシーを回したのに。」とまで言ってきた。あんまり腹が立ったので、「ナウソリまでだって何回も言ってるでしょ。そんなこと言ってると、観光客に嫌われるよ!」と言い放ち、そこでドライバーもさすがに黙った。ナウソリのタウンに着くと、スバ行きのバスがすぐに見えた。日曜日だってちゃんとバスがあることを私は知っていたし、どうしてすぐにばれる嘘を平気でつくんだろう?とイライラしていたら、タクシーを止めた時にドライバーが「あのバスに乗ったらいいよ。」と指差して言った。さっきの嘘を何とも思っていないこの態度が全く理解できないまま、「ありがとう。」と頑張って返した。

 午後、スバに来たらいつもお世話になる同期Uちゃんちで、ソフィア・コッポラ監督の“Lost in Translation”という映画を見た。舞台は東京。話の内容よりも、外国人によって切り取られ、表現された東京や日本人の姿に釘付けになった。そして、妙にがっかりしてしまった。今、海外にいるからこそインパクトが強かったのかもしれないしけれど、本当に異様に見えた。映画に限らず、ある一部が誇張されて、偏った情報が伝えられることは、世の中に無数にあるんだろうけれど、ちょっと残念だなぁ。

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2007年3月 1日 (木)

車の下がお気に入り

2_58 ボノボノはボール遊びが大好きで、飽きることも疲れることもなく何度でも、私が投げたボールをけらけら笑いながら追いかけてつかんでは投げ返してくる。偶然、車の下に転がり込んだボールを潜って取ったのがおもしろかったらしく、それからは自分であえて車の下にボールを転がしては取りに行く、ということを繰り返していた。車の所有者である、隣の小学校の先生に見つかったら怒られだろうなぁ、と思いつつも、あんまり楽しそうなので彼の気が済むまでそのまま見守ったのでした。

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