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2009年7月10日 (金)

不思議な縁

 研究プロポーザルを保健省に提出し直して2週間たちましたが、担当官と連絡が取れません。そこで、研究審査委員で、私に助言をしてくれているDr.Rに事情を話したら、プロポーザルを見てくれました。そして、ついに「承認」のサインをしてくれました! 保健省からの正式なレターを待たなければいけませんが、とりあえず調査の準備が大きく前進しました。

 承認をもらってほっとしているとDr.Rが「私は日本と縁があるんだよ。」と話を始めました。世界二次大戦中、シドニー湾に入り込んだ日本の潜航艇によってオーストラリア海軍の宿泊船「Kuttabul」が爆破されて、21人が亡くなった。当時、海軍兵だったDr.Rのお父さんはそこに居合わせたけれど、生き残った。その後、自沈した2艇を引き上げて、日本兵4人をオーストラリア海軍葬として弔った。それから64年後の2006年、シドニー沖に沈んだ他の潜航艇が発見され、2009年には引き上げずに現地保存したまま歴史難破船遺跡に指定されることになり、Dr.Rのお父さんも追悼式に参加したのだと。

 このニュースを全く知らなかった私は恥じ入りながら、そしてそんな事件の生存者の息子さんと向き合っている不思議な縁に時々鳥肌を立てながら、話に聞き入ったのでした。関心のある方はどうぞ→The night war came to Sydney

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